60歳以上の方に〜帯状疱疹ワクチンのすすめ

 帯状疱疹にかかりやすい中高年に、帯状疱疹を予防するためのワクチンがあります。
60歳以上の方は、接種を受けられてはいかがでしょうか? 

 50歳以上の方の多くが、子供の頃に水ぼうそうにかかったことがあると思います。
実は、なおった後の人の体には、水ぼうそうウイルスが居ついてしまうのですが、
人の抵抗力でウイルスを押さえ込んで、もう一度水ぼうそうになることはありません。
 高齢になるにつれて抵抗力が弱まり、ウイルスが抵抗力に優って悪さをする病気が、帯状疱疹です。
特定の神経に沿って悪さをして、帯のような湿疹が出るので、帯状疱疹と呼ばれています。
85歳までに 約50%の方がかかるとも言われています。

 湿疹だけならいいのですが、頑固な神経痛が出ることがあります。
痛みは、飲み薬で乗り切れることも多いのですが、
痛みが強すぎるために、睡眠が妨げられたり、日常生活に支障が出ることもあります。
痛みを取るために、入院をしないといけない方もあります。
 ワクチンによって、帯状疱疹、神経痛(帯状疱疹後神経痛)発病のリスクが約40%になるそうです。

帯状疱疹ワクチンのご紹介でした。